人間は高齢になってくると、いろいろと能力が落ちてきます。 衰えは年齢相応ですから過度に心配はいりませんが、離れて住んでいたり、近くに住んでいても自分の家庭もあるので毎日面倒は見られない・・となってくるとお世話する側も悩みがでてきます。
以前ブログにも書いた「高齢者見守りサービス」もとても助かるサービスだと思っていますが、普通の生活自体ができなくなってくると見守りだけでは安心できません。 一般的に下記のような状態になると、施設入所を考えた方がいいようです。
・ご飯を食べたこと忘れ、何度も「ご飯ちょうだい」と言ってくる
・「オレオレ詐欺」や「勧誘」などで、判断が鈍りお金を使ってしまう
・被害妄想で近隣とトラブルがあったり、身内に当たったりする。
・徘徊 ← これはすぐに考えた方が安心です。
高齢者が一人暮らしであれば、このような状態になったらちょっと考えるかな。 でも家族で暮らしている場合は、実際は上記くらいではまだ考えないと思います。 費用だって結構かかりますしね💧 何度もご飯をちょうだいと言うなら、小分け食事にするという方法で乗り切れたり、ごまかせたりできるし、お金問題が心配なら、最低限だけ本人に渡しておき、あとは身内で管理・・もできるからです。 身内に当たってきても、ムカつきはするでしょうが、まぁしゃーない・・と流すこともできます。
また市でもいろいろ高齢者向けのサービスがあるので、介護レベル(要支援1~要介護5)によって自宅住まいの方向けのサービスを受けることができます(デイサービス・訪問入浴介護・訪問リハビリ・ヘルパーさん など)。 介護レベルによって持ち点が決まっており、その点数を使ってサービスを利用します。
ただ、このようなサービスを利用していても、要介護者の状態ひどくなってきたと感じたら要注意かもしれません。脳が老化してますし、認知症であればこちらの正論がだんだん理解できなくなってきます。そしてなんといっても介護側のストレスが心配です。
介護する方があっての介護です
もし介護者の疲れがでてきた時は、ケアマネージャーに相談したり、かかりつけ医の先生に相談した方がいいです。 そしてその方達から施設を提案された場合は、やはり入所を考えた方がいいと思います。 施設に預けることは、決して親を見捨てるわけではありません。 介護者に少し余裕ができるので、お互い笑顔で過ごすことができる気がします。
これは、地域にもよるのでしょうか? 私の住んでいる地域では、介護者が疲れた時、数日要介護者を病院が預かってくれる制度があります(入院と同じ感じになります)。 これはケアマネ経由で手続きする場合もありますし、地域包括支援センター経由で手続きする場合もあります。 デイサービスなどに行っていると連携している病院があるので直接電話でお願いする場合もあります。
月に何度かこの入院制度を使って、介護者を大切にし、大変な介護生活を乗り切る方も実際多いです。(どこに連絡したらいいかわからない方は市に相談してください)
私の義父が認知症なのですが、認知が進んでしまい、こちらの話が理解できなくなってきました。認知症には波があるので、理解できるときもあるのですが。。 「認知症」という病気ですので、本人は悪くはありません。 が、介護している義母をみていると、いつも疲れてしますし、義父・義母共に笑顔が少なくなってきました。 私の手が空いているときはお手伝いもできますが、24時間お手伝いはできません。 夜中に「おーい。おーい」と言われたりして、義母は自分の生活もまともにできなくなってきました。
なので、入院制度を使って義母には自由な生活を送ってもらい、少し休んでもらっているのですが、老々介護ということもあり、ケアマネに相談して施設入所を前向きに考えることにしました。
次回は、施設の種類・私と義母が施設見学に行って感じたことなどをお話しします。